本日の修身教授録 一日一言 8月8日
8月8日 まず読書、次に実践
誠実と言っても、真の内面的充実がなくては駄目です。人間も単に生まれつきの「人のよさ」というだけでは足りないのです。うっかりすると、その人の無力さを示すだけです。ですから諸君らとしては、内面的弾力のある人格を築かねばならぬ。それには何と言ってもまず読書です。そして次に実践です。【138】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
人のよさは、出すぎると「人がよすぎる」となり、「お人よし」までいくと、相手にとって良くない、お節介や多干渉という行動になってしまいます。
小さいころ、母によく言われました。「お人よしは、人から言わせれば利用しやすい軽い人。お人よしは駄目。いい人と言われるようになりなさい」と。
「あの人はお人よしだ」
「あの人はいい人だ」
似ているようで、ニュアンスは全く違います。
では、「いい人」とはどういう人か。
それは、その人から学ぶところがあり、尊敬できる人かどうかで判断できます。
学んで実践している人には、夢があり向上心がある。
また、学びの中から夢ができ、さらに突き動かされることもありますね。
人間、一生学ばなければいかん、と言うことです。