本日の修身教授録 一日一言 7月17日
7月17日 知りにくい自己を知る
お互い人間というものは、自分の姿が一番見えないものであります。したがって私たちの学問修養の眼目も、畢竟するに、この知りにくい自己を知り、真の自己を実現することだと言ってもよいでしょう。【404】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
人の粗はよく見える。
自分のことは棚に上げて。
こういうこと、よくあります。
自分の至らなさを恥じ、少し勉強すると、気づきながらそれを自分にも言い聞かせる、という戒めの念に置き換えられるようになります。
「自分のことは自分がよくわかっている!」
こういうセリフが出るのは、まだまだわかっていない証拠。
分からないこと、知りにくいこと、知りたくないことを謙虚に知ろうと努力するところから、自己実現の扉は開かれる。
知らないことは恥ずかしいことではなく、気付いて知ろうとしないことが恥ずかしいのだと解釈いたしました。