本日の修身教授録 一日一言 7月10日
7月10日 性欲の問題②
すなわち人間の力、人間の偉大さというものは、その旺盛な性欲を、常に自己の意思統一のもとに制御しつつ生きるところから、生まれてくると言ってもよいでしょうかくして初めてそこに、人間としての真の内面的な弾力を生ずるわけであります。【162】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
本能を制御しながら、秩序の中で生きることのできる生物は人間だけ。
愛情もそう。本能をさらけ出しては決して生まれない。
思い悩めることもその恩恵であり、その過程が深みをつくる。
愛情とは、人間の持つそれぞれの価値観を理解しようとする努力そのものである、とは芳村思風先生のお言葉。
人間としての真の内面的弾力も、その努力=愛情から生まれる。