本日の修身教授録 一日一言 3月14日

3月14日 私欲の一関を越える

 

 

 私意私欲の一関を突破するということは、ロで言えばただそれだけのことですが、しかしいざわが身のこととなると、決して容易なことではありません。しかし人間も一たび私欲の一関を越えますと、一切の対人関係が明らかに見えて来ます。その明らかな筋道に従って行えば、みな道にかなうというわけです。【463】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

私欲の一関を越えるには…

 

これは本当に容易ではありません。

 

でも、人生のターニングポイントにおいて、人は自分よりも自分以外の人のことを思って(考えて)行動する時がありますね。

 

親の事、祖父母の事、友人の事、恋人の事、夫や妻の事、子供の事・・・

 

自分の周りにいる大切な誰か。

 

その人たちの思いを背負いこんだ時、実は私欲を越えているんです。

 

そして、経営者の場合は、社員とその家族、お客様、取引先、地域等々、大切な誰かが増えていきます。

 

こうなると、私欲を貫いていくこと自体、機能不全に陥る原因になっていく訳です。

 

きっと、経営が上手くいかないのはこの機能不全が原因かと。

 

私もそっと胸に手を当てて自問しています。

 

 

 

私欲を越える。

 

容易ではないけれど、いい会社づくりの指針であることは間違いないことだけは学ばせていただきました。