本日の修身教授録 一日一言 12月4日
12月4日 老木の味わい
私は老木を見ることが好きであります。鬱然たる老木の姿に接する毎に私は、そこに完成せられた人間の内面的な消息を、まざまざと形の上に見る思いがするわけです。同時にまた、自分も年老いたならば、あの老木の持つような味わいを、多少なりともわが身の上に得られるようでありたいと思うのです。【404】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
生命を全うしようとする力が厳しい自然界の力によって鍛えられ、姿かたちを変えながら逞しく生き延びようとしている。
語らずとも伝わってくるその生き様が滲み出る生き方とは・・・。
志を追い続け、幾多の困難にも敢然と立ち向かう精神が成すものなのか・・・。
50やそこらの鼻たれでも、その精神を担う覚悟があれば少し近づけるのかな。
人間どう晩年を生きさせてもらえるかは、今ここ!にかかっていると思う。