本日の修身教授録 一日一言 12月31日

12月31日 真に徹して生きる

 

 

 人生はしばしば申すように、二度と再び繰り返し得ないものであります。したがってまた死・生の悟りと言っても、結局はこの許された地上の生活を、真に徹して生きるということの外ないでしょう。【523】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

森信三翁の仰る「人生二度なし」ですね。

 

坂村真民先生の詩「二度とない人生だから」もそう。

 

真に徹して生きる。

 

日々、自問して身を律していきたいと思います。

 

 

 

「 二度とない人生だから」

二度とない人生だから一輪の花にも無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも無心の耳をかたむけてゆこう

 

二度とない人生だから一匹のこおろぎでもふみころさないようにこころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう

 

二度とない人生だから一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう

 

二度とない人生だからまず一番身近な者たちにできるだけのことをしよう
貧しいけれどこころ豊かに接してゆこう

 

二度とない人生だからつゆくさのつゆにもめぐりあいのふしぎを思い足をとどめてみつめてゆこう

 

二度とない人生だからのぼる日しずむ日まるい日かけてゆく月
四季をそれぞれの星々の光にふれてわがこころをあらいきよめてゆこう

 

二度ない人生だから戦争のない世の実現に努力しそういう詩を一編でも多く作ってゆこう
わたしが死んだらあとをついでくれる若い人のためにこの大願を書きつづけてゆこう