本日の修身教授録 一日一言 12月3日

12月3日 単純なものだからこそ

 

 

 植物というものは、動物、とくに人間から見れば、生命の最も低い発現段階といってよいでしょう。すなわち、宇宙の大生命は、植物としては、その最も単純な姿を示すわけです。が同時にまたすべて単純なものは、つねに自己の全体の姿をはっきりと現すと言えましょう。【132】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

人間の細胞の数は約37兆個であると言われています。

 

一つ一つは単純な細胞でもそれぞれの役割があり、役割ごとにそれぞれが器官を形成し全体の生命体をつくっていく。

 

その器官の形成には必要な数があり、必要数が成長し揃わなければ完全な生命体にはならない。

 

生命の基は単純な細胞一つ一つからつくられる。

 

大きな成果も小さな成果も、基はその単純な細胞一つ一つの能力の結合の結果ということです。

 

単純なものの秘めた能力如何で全体の姿が変わるのは至極納得であります。