本日の修身教授録 一日一言 12月29日
12月29日 すべては因縁
世の中のことは、すべてが因縁でありまして、諸君らがこの学校に入学したということ、また私がこの学校に職を奉じたということ、さらにまた今後一年間を、諸君らと共に過ごすようになったということなど、そのいずれもがすべては因縁であって、深く考えれば、自分のカで得たことは何一つとしてないのです。かく考えて来ますとお互いにこの因縁の持つ無限の意味をよく考えて、深くこれを生かさなければならぬと思うのです。【292】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
目の前に起こる全ての事柄は必然。
良いことも、悪いことも、今の自分に必要であると天から与えられたもの。
偶然など一つもない。
起こったことを受け止め、その恩恵に感謝し、良いことには謙虚に、悪いことには前向きに処していく。
深くこれを生かすとは、そういうことだと解釈いたしました。
驕らず、腐らず、全ては人としての成長のために与えられたことであると考えて受け止めていきます。
・・・逃げたくなる気持ちをぐっと堪えて。