本日の修身教授録 一日一言 12月19日
12月19日 老年になって読む伝記
伝記は何人にとっても必要であり、またいかなる年齢の人も読むべきであって、たとえばもはや老年になって、ほとんどなすべきこのとないような人でも、偉人はその晩年をどのように過ごしたかということを知る意味で、伝記は決して無意味ではないわけです。否、臨終の近付いた場合すら、かつての偉人の臨終の模様を思い浮かべることによって、人生の最期における人間的態度を教えられる最も力強い教えとなることでしょう。【360】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
晩年をどう生き切ったかは臨終の際にしかはかれません。
自身のみならず傍から見ても、大往生であったと感じさせる生き方とは。
人生100年時代に至っては、70歳からでももう一山ある訳で、そう考えると若年からの過ごし方は晩年を強烈に意識して考えて行動していかねばならないですね。
”今ここ”で学び実践する積み重ねの過程では将来像は変遷を遂げるけれど、往生際までその姿勢を持つ続けるられることが一番の幸せなのかもしれませんね。
人生100年ならば丁度折り返し地点。
新たなスタートと思って、初心に帰り精進あるのみです。