本日の修身教授録 一日一言 11月22日
11月22日 限りなく求めよ
真の修行とは、つねに限りなく求めることの外ないのです。すなわち自己に与えられた生命の限りを、どこまでも生かそうとすることです。【426】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
世のため人のためにできることはないか。
その使命感があれば、一生現役でいられます。
森信三翁の著書にある「人間の一生」という題目で紹介されている一節がこの精神を表現しています。
職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかしどうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十からでも三十までにはひと仕事できるものである。それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。すると、五十までには群をぬく。
しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息をぬくが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並の人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝は盛んにやってもらえるだろう。しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番おもしろい。
七十からが人生の本当の面白さを味わえるなんて、なんて素敵なことだろう。
私の母も現役ですが、まだまだ我々と一緒に働いています。
そんな母を私は誇りに思います。
私も母に続いて、本気の人生を十年一区切りに続けていきたいと思います。