本日の修身教授録 一日一言 11月10日
11月10日 自修の決心
真の修身科は、いつも申すように、自分の一生の志を立てることが根本です。つまり自分の生涯を貫く志を打ち立てるということです。人間も自己を修めないことには、真の人物になることはできません。このことを痛感して、自修の決心を打ち立てるとき、そのに初めて真の修身科が始まるわけです。【173】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
志を打ち立てることは、夢を持つことと似ているようで違う。
夢は「私」が優先されているのに対し、志は「公」への寄与が勝っている。
もちろん、夢を持つことを否定しているのではない。
最初は誰も夢から始まるけれど、夢を追い求める過程で本当の幸せ、充実を味わえるのは周りの幸せに寄与できることだと気づく。
そうなると、今の自分でよいかという自問が始まり出す。
このポイントこそ、志の入口。
何のために身を修めるのか。
それは立志で定まる。