本日の修身教授録 一日一言 10月7日
10月7日 人生の首尾を押さえる
今「人生の正味三十年」と考えるとなると、それはいわば人生という大魚を、頭と尾とで押さえるようなものです。魚を捕らえるにも、頭と尾とを押さえるのが、一番確かな捕らえ方であるように、人生そのその正味はまず三十年として、その首・尾を押さえるのは、人生に対する一つの秘訣と言ってもよいかと思うのです。【344】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
何事も最初と最後が肝心と言いますが、最初の思いがしっかり定まっていなければ本当の意味での人生のスタートにはなりません。
自分にとって、いつがスタートなのか。
そこが定まってから、正味の三十年が始まる。
経営者なら、発意したときなのか、起業したときなのか、はたまた社員を雇ったときなのか、ポイントはいくつかありそうですが、その中でも経営理念の策定、成文化は最も重要なスタートラインと言えます。
このフィルターがしっかりしていれば尾っぽしっかり振れる。
首尾一貫となるよう、原点に立ち返って歩んでいこう。