本日の修身教授録 一日一言 10月16日
10月16日 不遇を鍛錬の機会とする
下座行ということは、その人の真の値打以下のところで働きながら、しかもそれを不平としないばかりか、かえってこれをもって、自己を織り自分を鍛える絶好の機会と考えるような、人間的な生活態度を言うわけです。【418】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より
めぐり合う機会をどう考えて向き合うかによって、人間の成長に大きな差が生まれる。
昨日の節でも述べましたが、
「原因は自分が作り出している」
「この試練は今の自分に必要だから、目の前に表れている」
という意識が、後の人格形成にも大きな影響を及ぼすのだと学びました。
昔花屋での修業中に、生花の入っていた膨大な段ボール箱を一心不乱に片付けながら、起業への思いを募らせていたことを思い出しました。
あの頃はまだ不平を口にしていましたが、そういう下積みは今振り返ればハングリー精神の醸成に一役買っていましたね。
あの当時、森先生の書物に出会っていたら。
・・・いや、この時期が必然たったのです。