本日の修身教授録 一日一言 1月14日
1月14日 情熱なき理論は理屈にすぎない
人問というものは情熱なくして偉大な仕事のできるものではありません。真にカのある生きた思想というものは、偉大なる情熱が、しだいに澄みゆくところに生まれるものであって、情熱を伴わない理性というようなものは、真の理性ではなくて、単にこざかしい理屈にすぎないのです。【511】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
若いうちは、情熱を持って臨める職業に就けることは稀だ。
最初は自分の為に一所懸命努力をする。
そのうち、その努力の過程で本当に情熱に傾けるべきは何に対してか、ということを考えだすようになる。
これが、「しだいに澄みゆく」ということ。
この域に至るのにどれだけかかるか。
そしてまだこの後、本当に情熱を傾けることが見つかるまでの道程を経て、真の人生がスタートする。
そう考えると、最初の一歩から全てが大切。