指導者の三六五日 6月9日 協調と対立
指導者の三六五日 6月9日 協調と対立
ある時、幸之助に競争という質問を投げかけました。
市場経済の中で、共存共栄は果たして可能なのか、その確信が無かったからです。
幸之助は
「協調も大事だが、対立や競争の中から新しい知恵や発想が浮かぶ」
と考えていたようです。
良い意味の闘争心は、新商品作りのエネルギーとなり、事業発展の基礎となるのです。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
ビジネスの世界は、「いかに選ばれるか」の競争の世界である。
「いかに選ばれるか」を考える時、選ばれている商品や企業の価値を調べた上で敢えて追随せず、「それならうちはこれでいく!」と新たな価値をつくり出し、市場を創造していくことが新たな共存共栄を生み出していくのではないか。
共に栄えるとは、横並びではなく健全な競争の中から、価値競争を展開していくことで成り立つ。
安易な価格・サービス競争ではない、良い意味の競争を仕掛けていくことがビジネスの世界では必要だと思います。
それでは皆様、今日も良い一日を!