指導者の三六五日 2月6日 ベニヤ板の飛行機をつくった
指導者の三六五日 2月6日 ベニヤ板の飛行機をつくった
「木野君、事業はその気になれば不可能なことでも、指導者の一念が変われば、可能になるものだよ」。
幸之助は、戦前、軍の強い要請で、ベニヤ板の木製の飛行機をつくらされました。
昭和20年1月、1年あまりの期間で第1号機を造り、それから終戦までの7ヶ月間で、あと2機を生産、時速320キロで飛ばしました。
「家電の製品も、戦争の武器も、作るものには変わりない。その製品にどれだけ人間の美しい魂を入れることが出来るかが大切だ」
と、幸之助は考えていました。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
幸之助翁の言葉には理念やビジョンが薫ります。
周りを巻き込んで、一見出来そうもないことを実現させる力は、ここからきているのですね。
「肯定的解釈能力」とも言えますが、これもリーダーの資質として重要。
周りからの協力をいかに引き出すか、リーダーは問われています。
それでは皆様、今日も良い一日を!