指導者の三六五日 12月30日 仕事は丁寧に
指導者の三六五日 12月30日 仕事は丁寧に
幸之助は何事も繊細な人でした。
お客様をお迎えする時などは、丁寧すぎる位、常人の及びのつかぬ態度でした。
仕事にも
「念には念を入れろ」
と教えられたものです。
ある日、こう言われました。
「君な、仕事は丁寧にせんとあかん。そやけど早くしなあかんのや。先様は急がれているし、遅いと余分なコストもかかる」
丁寧さと早くすることは矛盾しないのです。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
お客様の要求水準は年を追うごとに高くなっている。
それだけ世に様々な商品やサービスが溢れているということでもある。
そのような状況である今、お客様の判断基準になるべくたくさん適っている方が選ばれるのは当たり前。
つまり、お客様の判断基準に適うサービスの質を向上させようと日々努力している方が選ばれ、それが安心につながり年月を積み重ねブランドになっていく。
選ばれ、選ばれ続けることは築き上げた自社の”約束”を守り続けることだ。
そういう意識が全社員に浸透していること、行動に現れていることが企業文化となっていく。
そうなれば、トップが変わってもその会社は生き続けていくだろう。
最初は小さな約束から始まる。
それを継続することがブランドづくりの始まり。
それでは皆様、今日も良い一日を!