指導者の三六五日 12月11日 夢は自らつくる
指導者の三六五日 12月11日 夢は自らつくる
幸之助の信条は、自分の力でものごとを決めることでした。
よく
「経済と経営は違う」
と言っていましたが、経済に影響を受けるのは、人頼りの経営だと考えていたようです。
よく先延ばしをする経営者がいます。
来年の景気が良くなるから、来年に延ばそうというような考えです。
すると決まって幸之助は、
「その考えが甘いんや!自分の夢は自ら創るもんや。人を頼りにしたらあかん」
と厳しく注意していました。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
いろんな会合や例会に出て討論になった時に、アドバイスを受ける方の中に決まって、出来ない理由ばかり言う人がいます。
そんな方とお話ししていると
「この人は、ここに何をしに来ているのだろう」
と思ってしまいます。
夢の実現や現状打破のきっかけは、そんな話の中にゴロゴロ眠っています。
何か悩みがある、勉強したい、と思って折角自分の時間を割いているにもかかわらず、
「いい話を聞いた。満足満足」
そんな気持ちで臨んでいては何も変わりません。
実践からしか変化は起きない。
ちょっとしたことでもいいと思ったことは実践する。
劇的な変化はそんな小さな努力の積み重ねから生まれます。
それでは皆様、今日も良い一日を!