指導者の三六五日 10月28日 易不易の法則
指導者の三六五日 10月28日 易不易の法則
幸之助ほど天地自然や、社会現象の易不易をつかんだ人もいないと思います。
理念という不易の法則を守り、時代の変化には敏感に対応していました。
自分を取り囲む境遇を受け入れ、与えられた今ここに、指導者としての一念をもって生きることが何よりも大事なのです。
「木野君、世の中には変えてはいけないものと変えんといけないものがある。そこが経営の急所や」
と言われました。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
易とは「変わる」不易とは「変わらない」ことを指します。
変えていいのもと変えてはいけないもの。
昨今は、この法則が崩れていると思える出来事が散見されます。
私は日本の素晴らしさは、日本人そのもの、日本人らしさ、というマインドだと思っています。
伝統、規律、約束を重んじ守るという精神。
正義正しく、人には優しく、思いやりをもって接する心根がある。
正義感があり、恥を知る。
お互い様という、自分を顧みる心。
挙げればきりがありません。
この精神が失われた時、日本は日本でなくなる、そんな思いです。
今の日本の繁栄は、先達のこの精神に裏打ちされた仕事によって築かれたもの。
我々は不易なものとしての日本人らしさを忘れず、易を模索していかねばなりませんね。
コロナ禍なんかに負けてなるものか!
それでは皆様、今日も良い一日を!