指導者の三六五日 1月26日 絶望という言葉ほど、恐ろしいものはない

指導者の三六五日 1月26日 絶望という言葉ほど、恐ろしいものはない

 

 

絶望と思った瞬間に、真っ逆さまに奈落の底に落ちていく。

「君が人生に失望しても、『人生が君に絶望しない』という格言があるじゃないか」

と、幸之助はいつも私を救ってくれました。

「世の中が君を必要としているのだ」

と、勇気づけてくれました。

この言葉でどれだけ立ちなおったかしれません。

幸之助は絶望を希望に変える達人でした。

 

 

~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~

 

 

 

ビクトル・フランクル(名著『夜と霧』のオーストリアの精神科医、心理学者)の考察に、

 

「人間というものは、自分の存在価値や存在意義を明確に信じている時は、どんなつらく厳しい状況にも耐えうるものだ」

 

「あなたが人生に期待するのではない。あなたの命があなたの人生に期待を持っているのだ」

 

という一節があります。

 

これは、ナチスの強制収容所での体験から紐解かれた言葉です。

 

「人間は欲求、充足を求めて生きるのではなく、ある生き方を求めて生きる」

 

人間の尊厳の定義ですが、幸之助翁のお言葉とシンクロしています。

 

 

 

それでは皆様、今日も良い一日を!