立キュー酒屋にて・・・いただく。

得意先の酒屋さんに訪問した時のこと。

そこは、今や絶滅危惧種の立キュー専門酒屋。

いつもはご近所の常連さんたちで賑やかなのだが

その日は、珍しくおひとりさまのみ。

それでも、けっこう上機嫌なおじさんが

声をかけてくる。

「おにいちゃん（おじさんから見ればおにいちゃんか）、
どこから来たんや？」

「松江ですわ」

「ほー、遠いとこから来とんさるのぉ。今晩泊まりかい？」

「そうですよ」

「じゃぁ、夜はおねぇちゃんとこでたのしみだなぁ、がはは！」

「ははは。いつもホテルでバタンキューですわ。」

「若けもんは、そげなことではいかん！
まぁ、これ飲んで景気つけや！」

と言って渡されたのが

芋ケン：芋焼酎２５度１００ml
中国醸造（株）製造

一応、丁寧に固辞すると

「そんな遠慮すーだない！
知らんあいだでもあるまいし」

ん？
僕、初対面ですけど・・・(^_^;)

もう、この会話を交わす間に、
おじさんにとって僕は、旧知の仲になっているらしい。

ともかく、丁重にお礼を言って店をあとにした。

こういう会話もまた楽しである。

立キュー文化は、生き残ってほしいなぁ。

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