「3月13日 もういっぺん考えてみるわ」 指導者の365日より

3月13日 もういっぺん考えてみるわ

食糧があまっているのに飢え死にする人がいて、
金が金庫からはみ出るほどの金持ちがいるのに、
貧困で死ぬ人がいる。

これが、一流国の姿なのか。
幸之助はどこかが間違えていると心を痛めていました。

だからこそ幸之助は、

「それ、ちょっと待ってんか。もういっぺん考えてみるわ」

と言って、いつも事業のあるべき姿を求めて経営していました。

~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~

資本主義国家である以上、
富める者とそうでない者は生れる。

問題は双方の心の持ちようがどうかと言うこと。

富める者でも、心が貧しかったり
そうでない者でも、心が豊かだったり。

心の豊かさは、愛情と心の教育からしか生まれない。
小さい時から、そのような環境で過ごせたら
どちらの生き方にせよ希望をもって生きていける。
希望があれば、自分の力で切り拓いて行ける。

そういう意味では、
人は環境によっては、いかようにも変われる。

心の教育に多くの時間を割き
心の豊かな人間を創り出す日本であってほしい。