「3月12日 わしの無念が君にわかるか」 指導者の365日より
3月12日 わしの無念が君にわかるか
「こんなことで君を叱らねばならない、わしの無念が君にわかるか」
と、涙ながらに叱られました。
幸之助からこのように言われて叱られたのは初めてです。
幸之助は、私と今の世で会うのは前世の縁かもしれないと思ったのでしょう。
人との縁を大切にし、人の心と心を大切にする人でした。
人づくりは、終世の課題です。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
師とは、自分が目指す人であり心のよりどころとなる人です。
よって師から学ぶことが、自分にとって一番の学びとなるのです。
そういう”師”と一生のうちに出会えるか。これも縁です。
「縁は切られても、こちらから切ってはいけない」
縁を大切にし、学び続けていらっしゃる方の言葉は素直に心に沁みていきます。
真剣に叱ってくれる人が本当の”師”ではないでしょうか。
悔しくても、腹が立っても素直に心にとどめることが出来た時、一つ学び、成長したといえるのだと思います。