松江城下町文化と出雲地方庶民の嗜み融合ツアー
日時 | 令和3年2月3日(水)~4日(木) |
出雲流庭園
知る人ぞ知る庭園コンテンツ
出雲流庭園は江戸時代後期から造られ、昭和30年代には一般家庭でも盛んに作庭された出雲の伝統的なお庭です。
出雲流庭園の定義
松平不昧の茶道の影響を受け、明治以降確立され豪農や豪商を中心に広まった平庭式の枯山水の庭、典型的なものとしては斐川の江角氏(原鹿)庭園等であり、飛び石等に特徴がある庭です。
見どころ
大名茶人松江藩七代目藩主・松平治郷(不昧公)とも関係が深い出雲流庭園、住宅の変化などで近年は急激に減少しています。
それを見かねた出雲市内の造園業5社が呼び掛けあって、貴重な文化と作庭技術を後世に伝えようと出雲流庭園保存会を設立した。
「まだまだ謎の部分が多い出雲流庭園だけど、力を合わせて魅力を再発見して伝えよう」と奮闘しています。
そんな伝統文化を継承する職人たちが庭園と観光を結びつけようと考えたテーマ型体験コンテンツが今回のツアーです。
ツアーの内容
1日目
出雲流庭園に大きな影響を与えた松平不昧公の残した業績としての松江城下町文化と茶の湯文化を学びます。
松江が京都・金沢に並ぶ日本三大茶処となった所以はなんだったのか。
大名茶人であった松江藩七代目藩主・松平治郷(不昧公)は当時の出雲地方の人たちの憧れであり、敬い親しまれる存在だったことを体感する旅でもあります。
ご宿泊は山陰が誇る名湯玉造温泉。不昧公も訪れた湯治場、老舗の人気旅館「松乃湯」です。
2日目
不昧公が出雲大社参拝や領内巡視をする際に訪れた本陣宿の庭園様式が出雲流庭園の元祖と呼ばれています。
ルーツになぞらえ、観光ガイド付きでの特別参拝と神門通りの散策を楽しんだあとは、いよいよツアーの目玉である4つの体験コンテンツで出雲流庭園を「体感」していただきます。
- [体験コンテンツ①庭園]-出雲流庭園保存会を立ち上げた職人の皆さんから見どころを教えていただきます。
- [体験コンテンツ②庭園]-そして不昧公が愛した茶の湯文化を体感。三斎流家元がプロデュースします。
- [体験コンテンツ③庭園]-工芸展では茶の湯の重要な要素、茶器について学びます。
- [体験コンテンツ④庭園]-そして茶の湯に欠かせない和菓子づくりで体感を締めくくります。
出雲地方の歴史と生活文化に親しめる貴重なツアーです。
講演
松江歴史の講師
宍道正年氏(元松江歴史館専門官)
講演テーマ「国宝松江城と城下町の魅力〜不昧公(松平治郷)の業績〜」
見学テーマ「松江城を攻めよう!!」
竹田和彦氏(出雲流庭園保存会)
講話「お茶と庭園」
各施設について
松江歴史館
館内施設[歴史の指南所]にて不昧公の残した松江の城下町文化を学ぶ
国宝松江城
全国に12城しか残っていない現存天守の1つとして国宝に指定。
お城の軍事施設としての機能を専門家の解説付きで見学します!!
ぐるっと松江堀川めぐり
地元の方でも見ることの少ない松江城下の日本の原風景。
歴史の専門家ならではのお堀の見どころ解説にも注目!!
喫茶きはる
松江歴史館の大広間で現代の名工手作りの和菓子と抹茶をいただきながら 講話「お茶と庭園」出雲流庭園保存会 竹田和彦氏
出雲大社
正月三が日などにしか開放されない八足門内をご案内。出雲大社の御由緒や遷宮などについて神職に解説付き
出雲文化伝承館
伝統的な出雲屋敷と出雲流庭園。専門家を招いて本格的な体験コンテンツで伝統文化を体感
お申し込み・お問い合わせ
(有)いやタクシー
TEL:0852-52-2081
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