指導者の三六五日 １２月１９日 社長の喜び

指導者の三六五日　１２月１９日　社長の喜び

幸之助は非常に神経質で繊細な方でしたが、社員に対してはいつも幸せだけを願う人でした。

ある時、こう言われたことがあります。

「社長の喜びは賞与を渡すときや。ガバッと渡すと、もらう方もウワッと受け取る。共に喜ぶ社員の顔を見るのが経営者の一番の醍醐味や。そういう経営をせなあかんで」

東方電機の問題解決は、この考え方を教えてもらったからです。

～「松下幸之助に学ぶ　指導者の三六五日　木野親之著」より～

給与は衛生要因の側面が強いけれど、賞与は業績給という考えでいけば達成感を伴うものであり、動機付け要因の意味合いも含んでいますね。

働く上でのやりがいは、お金だけではない。

とはいえ、経営者としては仕事を通してお客様や仲間、地域に対して「喜び」に寄与し、貢献してくれる従業員さんにはそれ相応のものを渡したいのです。

賞与を渡すときの、社員さんの喜ぶ顔を目の前にする瞬間は経営者にしか味わえない瞬間。

経営者は、従業員のために汗を流そう！

それでは皆様、今日も良い一日を！