指導者の三六五日 11月3日 桜の木に桃の実は実らない
指導者の三六五日 11月3日 桜の木に桃の実は実らない
「人の心は、千差万別どころか、万差億別、したがって教育も万差億別の教育をしなければならないよ」
と、幸之助はよく言っていました。
仏法でいう「桜梅桃李」の考え方は、人材育成の原則です。
桜の木には、桃の実は実らないのです。
万差億別と考えるところに、幸之助の優しさを感じました。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
人の個性を生かしつつ原理原則に則った方針にベクトルを合わせるのが経営者の仕事であり、リーダーとしての資質。
そのためには、その方針を納得性、説得性をもって人に語れることが求められます。
そういう人のもとでは個性が良い影響を醸し出し、それぞれが見事な花を咲かせ結実するのではないでしょうか。
「成果をあげる人間のタイプなど存在しない。成果をあげる人たちは、気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別である。」
P・F・ドラッカー
それでは皆様、今日も良い一日を!