指導者の三六五日 10月30日 自分が代わってやる
指導者の三六五日 10月30日 自分が代わってやる
「任せてもだめな場合には、自分が代わってやる。具体的な指示をする。具体的な方法を提案する。任せて任さずとはこのことや」
幸之助は、部下の足らざるを補って、初めて部下に責任をもって仕事を任せられるものだと言っています。
七〇の力を持つ者には三〇の足らざるところを上司が補ってあげる。
つまり、三〇を放任してはだめなのです。
~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~
この言葉の真意が分かった時は、幸之助翁の人間の大きさ、温かさを感じました。
解釈次第では、「任さない」という言葉を相手否定、相手不信と捉えてしまいそうですが、実はそうではなく、見守る姿勢、育てる姿勢が含まれている言葉だったのですね。
足らざるを放任しない。
教育者の意識としても、肝に銘じたい言葉です。
それでは皆様、今日も良い一日を!