本日の修身教授録 一日一言 5月13日
5月13日 自己の特色を出すべきか否か
自己の特色という物は、しいて特色を出そうとして出るものではありません。否、自分の特色を出そうということが、あまりに意識的になりますと、かえって変な厭味なものになりましょう。また故意に早くから、意識的に特色をつくろうとしますと、とかく大きな発展は遂げにくいものであります。【189】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
特色を特色だと感じているのは自分ではなく他人様です。
ですから、これが自分の特色だと思っていても、他人様が同じように感じているかはわからないし、得てして自分が意図していないところをそのように感じているもの。
他人様の感覚は十人十色ですが、須く言えるのは「共感」「違和感」など人の心が動くアクションあって初めて特色となるのであって、押し付け感を感じさせ得られるものは返って負の特色でしかありません。
自分の特色が周りにどんな影響を及ぼすのか。
周りが良くなるような自分の特色を出し続けるためにも、自身の修養が大切ですね。