本日の修身教授録 一日一言 4月24日
4月24日 自立の覚悟を養う
高等小学では、「一刻も早く親のすねかじりから脱して、自立する覚悟をさせる」ということが大切です。これが教育の第一歩です。それ故どんな教課においても、最後のところはそこへ落としておかねば、真のとどめは刺さらぬでしょう。【138】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
自立とは、字のごとく「自分で立つ」こと。
他者に依存することなく、自分の力で生きていく、ということです。
一方で、心理学者のアドラーは自立を
「人生の主語を切り替える」
ことだと述べています。
子供と大人(と思われる人)の違いは、主語が自分であるかどうか。
つまり、自分中心に物事を考えている人は、成人であっても真に自立ができていない人と言えます。
人生の主語を、「自分」から「自分も含めた周り全て」、と考えることができてはじめて、自立している大人と言えるのではないでしょうか。