本日の修身教授録 一日一言 3月11日
3月11日 たくましい人間になる
真の道徳修養というものは、意気地なしになるどころか、それとは正反対に、最もたくましい人間になることだと言ってもよいでしょう。すなわちいかなる艱難辛苦に会おうとも、従容として人たる道を踏み外さないばかりか、この人生を、力強く生きぬいていけるような人間になることでしょう。【83】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
道徳修養で得られるもの。
それは、人として正しいかどうかの判断基準です。
永い人生を生き抜くうえで、人は様々な困難に遭遇します。
そんな時、自分軸だけで判断するか、他人軸も併せて判断し行動できるかは、この道徳修養のフィルターを持っているかどうかで変わってきます。
言わば、知性と理性とも言えます。
周りの幸せを考え行動できる人間をこの節では「たくましい人間」と定義されている、と解釈いたしました。