本日の修身教授録 一日一言 11月15日

11月15日 酔生夢死の徒

 

 

 人間が志を立てるということは、いわばローソクに火を点ずるようなものです。ローソクは、火を点けられて初めて光を放つものです。同様にまた人間は、その志を立てて初めてその人の真価が現れるのです。志を立てない人間というものは、いかに才能ある人でも、結局は酔生夢死の徒にすぎないのです。【328】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

酔生夢死・・・無駄に毎日を過ごすこと

 

生きる上で目的、目標がないことほど、無味乾燥なものはありません。

 

仕事において目的に向かって一所懸命な日々を送っていたとしても、リタイアした途端、空虚な日々に包まれ酔生夢死の徒と化す。

 

そう考えると、志とは人生をかけて追い求める(成長していく)ものであるのか。

 

いずれにせよ、生きている間中、火が点り続ける人生をおくることは素晴らしいと言えましょう。