本日の修身教授録 一日一言 9月19日

9月19日 己を正しく保つ

 

 

 謙遜ということは、わが身を慎んで己れを正しく保つということが、その根本精神をなすのであります。つまりいかなる相手に対しても、常に相手との正しい関係において、自己を取り失わぬということです。すなわち必要以上に出しゃばりもしなければヽ同時にまた妙にヘコヘコもしないということであります。【206】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

 

「謙遜」というと、自己卑下の意味合いを感じます。へりくだるという意味合いですが、言葉としてはその様子を表す言葉です。

 

しかし、森先生は「妙にヘコヘコもしない」ということも肝要であると述べられています。

 

これが「自己を正しく保つ」秘訣という教えですね。

 

自己卑下には「自己防衛」の意味合いもあり、ダメと言われた時の予防線を張っている行為の表れでもありますね。

 

全力で取り組んでいない時はそんな態度になるのかな。

 

振り返ると、そういう態度が出てしまうときがあります。まだ余力を残しているんですね。

 

謙遜の意味をポジティブに捉え、「己を正しく保つ」よう心がけようと思います。