本日の修身教授録 一日一言 9月4日
9月4日 優れた師② 共に道を歩む
優れた師匠というものは、常にその門弟の人々を、共に道を歩む者として扱って、決して相手を見下すということをしないものであります。
ただ同じ道を、数歩遅れてくる者という考えが、その根本にあるだけです。ですから、自分一人が山の頂上に腰を下して、あとから登ってくる者たちを眼下に見下して、「何を一体ぐずぐすしているのか」というような態度ではないのです。【131】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
「子供叱るな、来た道だ ~」
自分もそうだったじゃないか。
できなくて、叱られて、悔しい思いをして・・・。
だから、大きな愛で見守ることも大切ですよね。
ついつい叱りたくなるのは、先を進んでいる自分も未熟だということです。
続きの言葉は
「年寄り笑うな 行く道だ」
自分の行く末が目の前の年寄りさんだと思えば、労り、慈しみの思いも芽生えます。
人間は確実に老いと死に向かって進んでいます。
だから、大きな愛をもって今を一所懸命に生きよう。