本日の修身教授録 一日一言 7月27日
7月27日 歩き方と人間の格①
人間はいつまでも、ああいうふうに歩いているようでは駄目ですね(この時、授業時間中にもかかわらず、廊下をペタペタと、スリッパを引きずってゆく生徒の足音が、騒々しく聞こえてくる)。内でこう言われているとも知らないで、ご本人は平気でいるんです。ああいう調子で、いくら剣道をやるといっても、たいしたものにはなれないでしょう。いわんや教師となって、一かどの人物になるはずがありません。【458】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
何気ない言動や振舞いに普段の自分が出る。
それがその人の格を形成している。
教え、学びを素直に実践し、言動、振舞いを意識する。
その積み重ねがその人の格を形成し、普段の自分の格を上げていく。
これがさらに積み重なって、無意識の行動の格も上がる。
格を上げることは自然にでき上ることではなく、やはり意識の継続から出来上がっていくことなのだと解釈いたしました。