本日の修身教授録 一日一言 7月13日
7月13日 真実の道
実は真実の道というのものは、自分がこれを興そうとか、あるいは「自分がこれを開くんだ」というような考えでは、真に開けるものではないようです。(中略)
では真実の道は、一体いかにして興るものでしょうか。それには、「自分の道をひらくのだ」というような一切の野心やはからいが消え去って、このわが身わが心の一切を、現在自分が当面しているつとめに向かって捧げきる「誠」によってのみ、開かれるものであります。【250】
~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~
誠=嘘偽りのない心。飾らない情
野心=分を超えた大きな望み、たくらみ
とあります。
野心には、自分が先頭に来るという意味合いを感じます。
自分が良ければという私利私欲の心が透けて見える。
大いなるビジョンも、自分が先か、周りが先かを胸に手を当てて自問してみると、その道が「誠」か「野心」なのかおのずと見えてくる。
真実の道にこそ、本当の安らぎと幸せが待っている。
そのように解釈いたしました。