本日の修身教授録 一日一言 7月6日
7月6日 この現実の大野に
教育とは、結局人間を植えることであり、この現実の大野に、一人びとりの人間を植え込んでいく大行なのです。それがいかに荘厳な事実であることか。それは達識明眼の人でなければ、真の洞察はできないかも知れません。【126】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
「達識」
物事を広く深く見通す見識。
「明眼」
物事の真実を明らかに見通せる心の眼。
そういう域に達していない私が、この説をどう解釈したらいいのか。
怖いもの知らず的に述べるなら、世間という現実の世の中で強く真っ直ぐ大きくたわわな実をつけるには、どう生きるかという志という根っこ持ち、太く大きく育てておかねばならず、その基本が心の教育である、ということでしょうか。
学校のみならず家庭での教育も含め、次世代に何を残すかという観点では、今を生きる我々大人も日々勉強、研鑽を積まねばなりません。