本日の修身教授録 一日一言 7月4日
7月4日 人問は井戸のようなもの
人間のカにはそれぞれ限度があるとも言えますが、同時にまた他面からは、際限がないとも言えるのです。
それはちょうど井戸水みたいなもので、なるほど一方には、水の良く出る井戸もあれば、また出の良くない井戸もあると言えましょう。しかし実際には、水をかい出して、もう出なくなったと思っても、しばらくすればまたちゃんと元のように溜っているのです。人間のカもまあそんなもので、もうこれ以上はやれないと思っても、その人にして真に精進の歩みを怠らなければ、次つぎと先が開けてくるものであります。【52】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
高い志があって、それを成し遂げようと努力するものには、必ず困難もつきまとうが、同時にそれを乗り越えるための大きな導きもある。
諦めない思いが、大いなる力を気づかせてくれる。