本日の修身教授録 一日一言 6月24日
6月24日 苦労の注意点
苦労ということについて、気をつけねばならぬのは、なるほど人間は、苦労によってその甘さとお目出たさとはとれましようが、しかしうっかりすると、人間がひねくれたり冷たくなる危険があるわけです。そこで苦労の結果、かような点に陥ることなく、しみじみとした心のうるおいと、暖みとが出るようになるためには、平素から人間の道というものについて深く考え、かつ教えを受けておかねばならぬと思うわけです。【442】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
苦労を苦労と思うのは、目的がないから。
何のための行いなのか。
ここに確固たるものがねければ、その行い自体を済ますことに窮し、それは苦痛になりただの苦役にしかならない。
志・夢・大きなビジョンを実現するための苦労は、周りの幸せにつながり、ひいては自身の幸せになる。
志・夢・大きなビジョンは、人の道にも通じています。
ここをしっかり定めるところからすべては始まる。