本日の修身教授録 一日一言 6月20日

6月20日 不滅なる精神

 

 

我々人問は、その人の願いにして真に真実であるならば、仮にその人の肉体が生きている間には実現せられなくても、必ずやその死後に至って、実現せられるものであります。否、その志が深くて大きければ、それだけその実現には時を要して、多くはその肉体の死してのち、初めてその実現の緒につくと言ってもよいでしよう。そしてこれがいわゆる「不滅なる精神」、または「精神の不滅」と呼ばれるものであります。【299】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

世のため人のためを実現する大きな志は、それを受け継ぐ者が必ず現れ、その者によって引き継がれていく。

 

その精神は滅することはない。

 

経営理念とは、代々受け継がれていく志、精神、信念の集合体。

 

そこから生まれるビジョンは変われども、理念は不滅。

 

全ての活動が正しいのかどうかは、理念に聞けばいい。

 

 

企業が経営理念を持つ意味は、そういうことであると解釈いたしました。