本日の修身教授録 一日一言 5月16日
5月16日 思いやりの心
思いやりの心というものは、人間の本性として、元来何人にも具っているはすですが、しかしそれをおおうているものがありますから、努力してそれを取り除かねばならぬのです。【220】
~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より
人は元来とても純な状態で生まれてくるわけですが、幼少期から青年期へと成長する過程で様々な周りからの関りの影響で不必要な覆いをまとってしまいます。
まとってしまっている覆いを取り除くには、その事実に気付き、決意と努力で脱ぎ捨てるしかありません。
この事実が腑に落ちたならば、人に対して
「思いやりの心のない人間だ」
などとは言えないですね。
人は元来誰しも思いやりの心を持っているのだから。